月別アーカイブ：2020年06月

ここでの対話力とは、相手が表層的に示している顕在ニーズに対するものでは無く、前章の考える力の中で示した「深層思考力」と「仮説想像力」を発揮するために必要なスキルという観点です.
また、自分自身のコントロールと周囲のメンバー全員でシナジーを発揮していくマネジメント方法についてを記載していきます。

考える力を構成するスキルとしては、「深堀思考力」と「仮説創造力」があります。この2つのスキルの関連性を単的にイメージすると、「深堀思考力」によって、”顕在化しているニーズ”と”潜在意識から顕在化させたニーズを全て並べて、「仮説創造力」によって、消費者等にとっての価値に変換して課題の解決をしていくという関係です。

営業スタイルの中で、これから最も求められるスタイルが”クリエイティブ営業”となる訳です。しかし”クリエイティブ営業”を目指すためには、”プロダクト営業”と”ソリューション営業”に必要なスキルを持っている事が前提となります。

顕在化したニーズに対してソリューションを行うのではなく、潜在化しているニーズそのものを創造して顕在化させていく事が重要なポイントとして求められている時代であると言えます。その力を持つ営業スタイルの事を「クリエイティブ営業」と呼びます。

最近の書籍や研修、ネット記載などを見ていると、今回のテーマである「人間力」という言葉が、リーダー（上司）に必要なものとして多く記載されています。では、この「人間力」とは何か？またなぜ「人間力」が必要なのかについて考えていきます。